カラコンのメリットとデメリット

■メリット

カラコンの急速な普及と発展により、さまざまなバリエーション(色・デザイン)を気軽に楽しめるようになりました。レンズのカラーやデザインによって目元や顔の印象は大きく変わり、その変化をファッションやメイクに合わせて自由に楽しむことができます。

■デメリット

角膜に直接触れる器具なので十分な知識と正しいケアが必要ですが、レンズが簡単に入手できるようになってしまったため、レンズに関する誤った使用方法やケアの手抜きで目のトラブルへと発展する危険があります。

製品評価技術基盤機構(NITE)の調査報告書

カラーコンタクトレンズの急速な普及に伴って、多発しているのが眼障害(眼のトラブル)です。「製品評価技術基盤機構」(NITE)が眼科医への聞き取り調査によって平成20年7月にまとめた「視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズに関する調査報告書」によれば、おしゃれ用カラーコンタクトレンズの使用により生じた眼障害報告は167件で、眼障害を引き起こす原因の多くは、誤ったお手入れの仕方や装用時間などの使い方に関する理解が不十分であることも明らかになった、と報告されています。

■報告された眼障害(167件)

カラーコンタクトの眼障害(目のトラブル)は167件発生しており、治療に1カ月以上必要とされる重症は21件、その中でも後遺症の可能性ありは13件、可能性なしは8件でした。治療に1カ月以下とされる軽症は146件発生しており、その中で後遺症の可能性ありは6件、可能性なしは140件と報告されています。
眼障害の一般的な症状としては、「結膜炎」「角膜炎」「点状表層角膜症」「角膜びらん」「角膜上皮剥離」「角膜浮腫」「角膜浸潤」「角膜潰瘍」などがあり、後遺症に至るケースもあります。

これら眼障害の原因について、

  • 「不明」51件(30%)が最も多く、次は
  • 「手入れ不足」 42件(25%)
  • 「長時間装用」 16件(10%)
  • 「使用方法を理解していない」 16件(10%)
  • 「装用したまま就寝」 6件(3%)
  • 「無理な装用」 6件(3%)

この結果が示すように、眼障害の多くは使用方法の問題から生じたものです。
カラコンは10代後半から20代前半までの女性を中心に使用されていて、眼障害を生じた要因として、使用者が一般的な度入りコンタクトレンズの使用経験もなく、また、カラコン(度なし)の購入時にコンタクトレンズが有する危険性(ハザード)の説明が十分に行われていないという実態も明らかとなりました。障害を引き起こす前に、眼科専門医の指示をあおいだり、使用上の注意をよく読んで適切なケアをすることが重要です